2-141
公開日 2024年06月26日
更新日 2024年09月09日
当会は6月26日、以下の声明を駐日米国大使、内閣総理大臣宛てに送付しました。
アメリカの臨界前核実験に抗議する
2024年5月14日、アメリカのバイデン政権が臨界前核実験の実施を公表した。2021年6月22 日、9月16 日の2度にわたる、西部ネバダ州での臨界前核実験に続き3度目の核実験である。実験の目的は核弾頭の安全性や信頼性、有効性を確保するための情報収集とされ、「使える核兵器」を増やす、核の近代化の一環である。
昨年5月のG7広島サミットにおいてアメリカを含むG7各国首脳によって、核兵器のない世界の実現を目指すメッセージが発信されている。この度明らかとなったこの核実験の事実はその声明と矛盾・逆行し、核兵器廃絶と恒久の平和を祈願する全世界の人々の思いを踏みにじるものである。
また、ウクライナやガザ地区で実際に核兵器による威嚇が行われている中での核実験は、さらなる軋轢と終わりのない軍拡競争を呼ぶものであり、到底容認できない。
我々は、改めてアメリカの臨界前核実験に抗議するとともに、アメリカ政府に対し、今後一切の核実験を行わないことおよび核兵器廃絶と平和の実現のための具体的な行動を求める。
2024年6月26日
核兵器廃絶・核戦争阻止 東京医師・歯科医師・医学者の会
(東京反核医師の会)
代表委員 向山 新、 矢野 正明、 片倉 和彦
アメリカの臨界前核実験に抗議する 抗議声明 [PDF:64.6KB]
PDFの閲覧にはAdobe社の無償のソフトウェア「Adobe Acrobat Reader」が必要です。下記のAdobe Acrobat Readerダウンロードページから入手してください。
Adobe Acrobat Readerダウンロード