ビキニ環礁で1946年から1958年までと非常に長期間にわたり、アメリカによる核実験が行われ、広大な地域が汚染されました。日本では1954年の第五福竜丸の事件が有名ですが、実際にはそれ以上に多くの船舶が放射性物質による被害を受けています。しかし、日本政府はその実態を明らかにしようとはしてきませんでした(詳しくは、当会の第35回総会記念講演の記事を参照ください)。
9月15日(日)に1958年に海上保安庁の船「拓洋」と「さつま」の乗員113人が被ばくした事件を取り上げた番組「封じられた“第四の被曝(ひばく)” -なぜ夫は死んだのか-」が放送されます。関心のある方はぜひご覧ください。
封じられた“第四の被曝(ひばく)” -なぜ夫は死んだのか-
初回放送日:2024年9月15日
私たちの社会が、その存在すら忘却してきた被ばく事件がある。1958年、海上保安庁の船「拓洋」と「さつま」の乗員113人が被ばく。その1年後、乗員の永野博吉さんが急性骨髄性白血病で命を落とした。妻の澄子さんは事件の実態を知らされずにその後の人生を過ごしてきた。1945年、広島・長崎への原爆投下。1954年のビキニ事件。それらに次ぐ“第四の被ばく”とも言える知られざる事件。その実態に独自取材で迫る。
【放送予定】
9月15日(日) 午後9:00〜午後9:55
9月19日(木) 午前0:35〜午前1:30
番組公式サイトはこちら