「日の丸とカッポウ着」公演(2025/2/5~11)のご紹介

 2-148

公開日 2024年12月26日

更新日 2024年12月26日

劇作家・精神科医のくるみざわしん氏の新作「日の丸とカッポウ着」公演が2025年2月5~11日にかけて、浅草九劇で行われますので、ご紹介します。

アジア太平洋戦争中に「善意」から、カッポウ着姿で戦争に加担していく婦人たちを描き、ことの真意に迫っていく物語です。ご関心のある方はどうぞ。

 

日の丸とカッポウ着

作:くるみざわしん  演出:東憲司

カッポウ着で台所から飛び出して

自由と平等を手に入れようとする女たち

日の丸はゆっくり大きく手を広げ忍足で近づいてくる

 

【日程】2025年2月5日(水)〜2月11日(火・祝)
詳細は案内チラシをご確認ください。
※2月9日(日)14:00~の公演の後のトークショーに当会の竹内真弓世話人が出演します。


【会場】
浅草九劇

(東京都台東区浅草2-16-2 浅草九倶楽部 2階)

 

【あらすじ】
1932年3月、大阪港近くの町に住む橋本たみは、若い兵士達が家族の見送りもなく、港から出征していく姿を見て、心を痛める。
せめてお茶の一杯でも飲ませてあげたいと思い、近所にすむ松井絹江、辻野ちかと一緒にカッポウ着のまま街へ出て献金を集め、やかんを持って港へ行き、兵士のお世話を始める。
たみは夫の忠吉の協力のもと、「国防婦人会」の名乗りをあげ、国の主導で作られた婦人団体「愛国婦人会」に対抗して勢力を拡大すべく、新聞社、商社、陸軍に取り入り戦争遂行のために民間の女性達組織が欲しいと考えていた陸軍の思惑に乗って、国防婦人会は瞬く間に全国に広まり、愛国婦人会を凌ぐ力を手に入れる。
その勝利をたみたちは喜ぶが戦争の激化に伴い、陸軍は国防婦人会の活動に口出しを強め、白いカッポウ着は空爆の氷帝になるという理由で、モンペを着るように命じる。たみ達が自発的に始めた活動はすっかり陸軍に牛耳られ国防婦人会は消滅する。1945年3月、大阪は大空襲を受ける。炎の中をたみは逃げ惑い、自問を始める。国防婦人会は一体何だったのか、私は何をしていたのだろう。

 

【チケット代】
一般前売り:5000円
ペア割(2名料金):9000円
シニア割(70歳以上):4000円
U25割:3500円
当日券一律:5500円

 

【主催・問い合わせ】
一般社団法人Myrtle Arts

TEL:03-6279-9688
FAX:03-6279-9689

 

日の丸とカッポウ着[表]日の丸とカッポウ着[裏]

PDFの閲覧にはAdobe社の無償のソフトウェア「Adobe Acrobat Reader」が必要です。下記のAdobe Acrobat Readerダウンロードページから入手してください。

Adobe Acrobat Readerダウンロード